東北地銀カードローン審査厳格化へ

弁護士の工藤です。

2017年6月8日の記事で、銀行カードローンの記事を記載しましたが、先日、河北新報に東北地銀のカードローン見直し進むとの記事が掲載されていましたのでご紹介します。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171123_72014.html

全国銀行協会は各銀行に対し、「個人の年収に対する借入額の比率を3分の1以内にする」「50万円超の貸し出し審査には年収証明書が必要」などと具体的な留意点を示していたところ、東北の地方銀行と第二地銀が、その要請を踏まえ、審査の厳格化や広告宣伝自粛などの対応に乗り出したとのことです。

昨今の破産事件では、銀行が債権者となっていることが非常に多く、銀行の高額な貸付に対し返済することができず破産するに至ったという事案が多いと実感しています。上記銀行の対応により改善がみられるかもしれませんが、それだけではなく借主が銀行カードローンの利用の際には慎重に検討したうえで行うことが求められていると思います。債務整理のご相談の中には、借入先が多数で債務額も多額となったため、銀行カードローンで債務の一本化を図ろうとしたが、カードローンの年10%を超える利息が大きな負担となり、さらに債務額が膨れ上がってしまったという例が多いです。

債務の返済のために借入れをする状況となった場合は、弁護士に債務整理の相談をされることをお勧めします。

 

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